【εξοιζτ】〜ぇゴぃスト〜
レベル15
また朝がきた 

枕を濡らし 

覚めなければいいと思う夢が後ろ髪を引き 


視界に入る冷たい天井 

隣にいないアナタ… 

ザーザーと、窓の外 

同情した雨がアタシを叱り 

思い知らせ 

笑い泣く 

「     」 

誰の名を呼べばいい? 

当てはまるのは、世界中でタダ一人 


心のなか 

叫び続け 

けれども洩れぬ音響は… 

切なく何時迄も鳴り響く 


もう一度 

瞳を綴じてみようか 

目覚めた時 

みつめるのが、アナタであったなら 

アナタなら……… 







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