王様は誰だ
なので性別が悟られずさっきみたいな事は…告白とか逆ナンとか、日常茶飯事。

私達と優子が歩いてたら、優子は周りから見ればハーレム状態。


「優子は可愛いからハーレムが似合うもんなっ」

「え~っ、ルイいきなりなにぃ~」

照れたように話す優子が、やっぱり可愛い。

「優子可愛いっ!優子に近付く悪い虫は私が退治してやるからな~」

「だからいきなり、なにぃ~っ」


「あ、ルイさん」

「はいっ、なんでしょう?」

私の返事にふわりと笑いながら橘は話した。


「今度の日曜日に、僕と一緒に洋服買いに行ってくれませんか?」

「洋服?」

「はい。僕よりルイさんの方が、服選びのセンスがあるので、…どうですか?」

「あ、はいっ
私で宜しければ、喜んで!」


橘と洋服を買いに行く…。

「良かった」

天使のような笑顔で喜ぶ橘に胸がドキリとした。

「ど、動悸がしてきた…」


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