◆◇姫と王子の運命の恋◇◆





「・・・じゃあ翔斗くんと微風ちゃんって、今でも両想いなの?」




ちッッッちひろ!!!


「違うんだッッあの・・・」




「そーよ♪モ・チ・ロ・ン!今でも両想い♥
超っっ!ラブッラブなんだからーあ♥」




・・・何言ってんだよ微風!!!

嘘ついてんじゃねーよ!!!




「・・・仲嶋ちひろサン!
あなた、翔斗と“お似合い”とか“王子様とお姫様”とか言われてるみたいだけど―――――・・・
調子にのらないでねー??
翔斗はあんたなんか相手にしないんだから!
ただ単に隣の席だから話してるだけなんだからねー!!
だからもう翔斗に馴れ馴れしくしないで!いいわね!!」





「・・・微風・・・おい・・・・」





「・・・・・・・も・・・」


「「え?」」


ちひろ・・・?





「言われなくても馴れ馴れしくなんかしないわよっっ!!!」





「ちひろ!!!」


そう言ってちひろは去ってしまった。


・・・なんでこうなんだよ・・・。
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