◆◇姫と王子の運命の恋◇◆
【ちひろside】


あたしは・・・


高2になって、バスケ部に入った。


翔斗くんもバスケが好きだったから。


いい思い出になるよね、きっと・・・。



告白なら何回もされた。


でも、初恋がここまで心に残ってるなんて・・・。




「ちひろ!お前、翔斗に会いに行かなくていいのかよ」




航也くんは、仲良くしてくれる。


だけどあたしは―――――・・・




「うん・・・いいの。
会ったらまた泣いちゃうから・・・」




嘘・・・本当は会いたい。



けどあたしに会う資格なんてない。




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