不良BOY



「ねえ。まさかあの子優奈の彼氏?」



お母さんは神谷をチラッと見て耳打ちしてきた。



「んなわけがないでしょ!!いいから早く出てって!」



私はお母さんの背中をぐいぐい押した。



なんでこんな奴が私の彼氏なのよ!!



普通ありえないでしょ!!


「はいはい(笑)じゃあゆっくりしてってね。」



お母さんは神谷に微笑んでから部屋を出て行った。



「春山の母ちゃん優しいなー俺の母ちゃんなんか鬼ババアだぜ?!」



お母さんが部屋から出ていったあと神谷は羨ましそうに言った。



早く出てけ。



邪魔。



うざい。



「飲んだら帰ってよ?!」



「は?なんで?!」



「邪魔だから!!」



「なんでこの俺が邪魔なんだよ!!」



なんなのコイツ。



マジうざい。



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