不良BOY
キーンコーンカーンコーン
国語の授業が終わった。
授業中のような静けさはなくなり皆、いつものように騒ぎはじめる。
神谷は、不良仲間とどこかへ行った。
「優奈!」
1人でボーッとしていると、横山くんが私の席にやってきた。
昨日と全然違う。
いつもの穏やかな笑顔。
「あれ?その紙何?」
横山くんが私の足元に落ちている紙を不思議そうに見る。
やばっ!!
神谷からもらった手紙だ!
いつのまに落としてたんだろ!!
「ただの紙だよ!」
私が拾おうとした時、最悪なことが起きた。