不良BOY
「はあー…」
帰る準備も先生の電話も終わり、私は校門を出た。
別に体調が悪かったわけじゃない。
なんか疲れたの。
横山くんにくっついてこられてばっかで。
それに放課後、また昨日みたいになるなら家に逃げ込んどこうと思って。
「ただいまー」
「優奈!さっき先生から電話があったわ!大丈夫?!」
家に入るとすごい心配そうなお母さんの姿。
「うん。たいしたことないから大丈夫。」
「とりあえず、ベッドでゆっくり寝ときなさい!何かほしかったらすぐ私を呼んでくれていいからね!?」
お母さんの暖かい言葉が私の心を癒してくれる。
「うん。分かった。」
私は部屋に入ると、すぐにベッドに入った。