不良BOY
「当たり前じゃん。悪いのは優奈なんだから。だから逃げんじゃねえ!!」
横山くんの怒鳴り声で私は固まってしまった。
逃げたいのに怖くて足が思うように動かない。
ドンッ!
「きゃ!!」
私が動けないでいると、横山くんが私を壁に押しつけた。
その時強く頭を打ち、頭がガンガンする。
私の両腕は、横山くんの手によって身動きが取れない。
「しっかりお仕置きしねえとなあ。」
横山くんの声が部屋中に響き渡る。