不良BOY
私と神谷と優花と優花の友達皆が一斉に音のした方を振り向く。
どうやら誰かが屋上に入ってきたみたいだ。
「い…いやっ…!」
私は屋上に入ってきた人物を見て悲鳴を上げた。
「優奈。やっと見つけたよ。」
私の方に走って寄ってくる横山くんの姿。
横山くんの顔はとても怖かった。
「いやっ!来ないでっ!」
私は咄嗟に神谷の後ろに隠れる。
「優奈?」
神谷は不思議そうに私を見る。
「なんで神谷と一緒なんだよ!!」
横山くんが怒鳴りながらどんどんこっちに寄ってくる。
私は神谷の服をぎゅっと掴む。
「おい神谷!!優奈に触れてんじゃねえ!!」
私の前まで来ると、思いっきり神谷を睨み付ける横山くん。