不良BOY
「やっぱ神谷じゃん!!朝っぱらから何よ?!本当迷惑なんだけど!!」
そう。
神谷夏樹からの電話だった。
携帯番号教えるんじゃなかったー…。
「まあそう怒るなって☆☆おはよー♪」
神谷ののんびりした口調に更にイライラが増す。
「もう切るから!」
私が電話を切ろうとした時、
「待てよ!!用件があって電話したんだよ!!」
電話口から神谷の大声。
耳がキンキンする。
「何よ用件って」
「今日一緒に遊園地行かね??」
神谷からのいきなりの誘い。
「は??」
「だーかーらー遊園地行こうつってんの!!」
「そうじゃなくてなんで私が神谷と遊園地行かなきゃいけないのよ?」
「春山とデートしたいからに決まってるだろ?!