不良BOY
素直になれない
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「優奈おやすみっ。」
「うん。おやすみ。」
神谷はそう言うと、部屋を出ていった。
あのあと、結局私は神谷の家に泊まることをOKした。
まだ神谷の傍にいたい…その一心で。
今は夜の11時。
私は普段あまり使わないらしい部屋で、神谷は自分の部屋でそれぞれ寝ることになった。
はあー…。
なんで神谷に恋なんかしてんだろ私。
神谷のこと考えるとドキドキする。
完璧に神谷に恋しちゃってんじゃん…。
ありえない奴に恋しちゃった私って頭おかしいんじゃない?