不良BOY



「春山ってそんなにひでえ奴だったのかよ!」



はいそうですけど。



「喉乾いたから自動販売機でジュース買ってくる。」



私は立ち上がった。



「じゃあ俺はあったけえミルクティーよろしくな☆」


は??



あんたのなんか買うわけないじゃん。



自分の分だけに決まってるし。



私はそんなことを考えながら家を出た。



一分くらい歩いたら着く自動販売機でコーンポタージュを買って家に戻った。



「あれ?!俺のは?!」



コーンポタージュしか持っていない私を見て神谷は驚いた。



「あんたのなんかあるわけないでしょ。」



カチッ



そう言って私は缶のフタを開ける。



そして缶の飲み口を口に運んだ。



「春山!お前とんでもなくひでえ奴だなあ!!」



神谷は怒ったように言ったけど私は完全無視。



ただ黙ってコーンポタージュを飲んだ。



「俺にもよこせ!!」



予想外。



神谷が私のジュースを奪い取るとは。



「ちょ…」



あーあ。



口つけられちゃった。



もうあんなの飲めない。



最悪ーーー。



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