不良BOY
私は傍にあったソファに寝転んだ。
そのまま意識が遠退いていった。
――――――――――
「…私…いつのまに寝ちゃってたんだろ…。」
目を覚ますと午前11時過ぎだった。
早く自分の家戻らなきゃ…。
『お前なんかさっさと家帰れっ!』
神谷に言われた言葉が頭の中でリピートされる。
私にはもう神谷しかいないのに…。
神谷に見捨てられちゃったら、私どうすればいいの…?
私が神谷の家を出ようとした瞬間、家の電話が鳴った。
なんとなく気になった私は電話機に駆け寄る。
あれ…?
この番号…学校だ…。
神谷…何かあったのかな…。
問題でも起こしたのかな…。