不良BOY
「皆!!!神谷は??!」
学校に着くと、息切れ気味の声で、クラスの皆に聞く私。
皆は、授業中みたいに全員席に座って俯いていた。
「屋上から…落ちたらしいよ………」
クラスの皆は肩を震わせていた。
「それは知ってる!!!それより…神谷は死んでないよね???!!!」
私が聞くと、黙り込む皆。
「ねえ、皆!!!死んでないよね……??!!」
涙が止まる気配はちっともなかった。
「……それは、俺たちには…分かんねえ………」
やっと1人の男子が深刻そうな表情で答えた。