不良BOY






だからそんなことできない。





「ん??優奈、なんか涙目になってねーか??てかさっきまで泣いてたみてぇな目になってっけど??」






あいつはそう言って私の顔を覗き込んだ。






あぁ、やっぱ神谷には何でもお見通しなんだ。






私が横山くんのことで辛い思い一人で抱え込んでたときも、すぐ気付いてくれたんだよね……神谷は。









「そ、そんなことないし!!」



けどやっぱり私はなかなか素直になれないんだ。






こんな自分が嫌い……。






< 251 / 268 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop