不良BOY
新しい出会い
ジリリリリリ…
「もう朝か…」
私は目覚まし時計を止めて手を上に押し上げた。
今日からまた学校。
ゴールデンウィークはあっという間に終わった。
ゴールデンウィーク初日の最悪なデートからずっとご機嫌斜めな私。
あのデートのあと、毎日毎日電話やメールが絶えなかった。
もちろん神谷夏樹からの。
けど私は一度も通話ボタンを押すことも、返信することもしなかった。
もうあいつとは関わらない。
そう決めたんだ。
あいつなんか
大っ嫌いだ。