不良BOY
「あ、確か春山優奈…だっけ?」
いきなり横山くんに声を掛けられた。
「あ、うん。」
「優奈ちゃんって呼んでいい??」
「え?」
なんで??
「ちょっと春斗〜早速浮気するつもり〜??」
優花は頬を膨らませ横山くんを見つめる。
「そんなんじゃないよ。優花の友達だし仲良くするくらい普通だろ。大丈夫。俺が好きなのは優花だけだから☆」
そう言って、横山くんは優花の頬にキス。
その瞬間にクラスにいる男子たちが横山くんを睨む。
睨んだ男子は皆優花に告白して見事にふられた奴らだ。
「私も春斗大好き〜!」
優花も横山くんの頬にキスをした。
「なあ優奈ちゃんって呼んでいい??」
横山くんにもう一度尋ねられた。
「あ…うん…いいよ」
私は戸惑いながらもOKした。
「俺のことは好きに呼んで♪」
神谷が私の方に手を伸ばし握手を求めてきた。
「う、うん。」
私は神谷と握手をした。