不良BOY
は??
見たら分かるでしょ?!
私超眉間にシワ寄ってんですけど!!
あんたのせいで!!
仕方なくめんどくさそうに小さく頷いた。
「俺のせいで?」
私はまた小さく頷く。
「まさかキスのこと?」
その瞬間私の動きが止まる。
まるでロボットが電池切れになったように。
たぶん私の顔
赤いと思う。
そんなこと平然と聞くなっつーの!!
頭の中で観覧車の中で起こった出来事がフラッシュバックする。
思い出したくなかったのに。
もう忘れ去りたかったのに。
「そうよ…それ以外にあるわけないでしょ?」
顔赤いのがばれたくないから後ろを向いた。
「そうか……ごめん!マジでごめん!!」
後ろから奴の必死そうな声がする。