不良BOY

｢あんたねえ〜〜〜｣



何なのよこいつ｡



｢…許してくれなかったら掃除しない＋俺の彼女決定…｣



｢はあ？？｣



卑怯すぎじゃん！！



こいつ本当迷惑な奴｡

















｢もう…分かったよ〜許してあげりゃいいんでしょ！？特別だからね！！？｣





｢マジ？？！｣



私が許した瞬間､神谷は勢い良く立ち上がった｡



もう涙なんかなかった｡



無邪気に頬笑んでいる｡



絶対嘘泣きだったよね…？


うわ〜許さなきゃよかった！！



｢春山サンキュー！！これからも仲良くしような！｣


もうこいつとは関わりたくなかったのに｡



結局関わっちゃってるじゃん｡



私のバカバカバカ！！



｢あんたと仲良くする気なんてない｣



｢なんだよ？！でも見てろ？いつかお前は俺に惚れることになんだからよ！！俺がかっこ良すぎて〜｣



神谷はかっこつけて決めポーズしたけど私にはキモいとしか思わなかった｡



｢きもい！！このナルシが！！｣