不良BOY
「もし本気で言ってくれてるとしても、悪いけど私神谷のこと好きじゃないから。」
自分的に控えめに言ったつもり。
「それでもいいよ。これから振り向かせてみせるから!だから俺以外の奴と関わらないでほしい……」
「……わ、分かったよ……な、なるべく…他の奴と関わらないであげるわよ…」
仕方なくだよ。
特別にだよ。
勘違いしないでよ。
「ありがとう」
そして神谷は私から離れる。
「とっとと掃除済ましちゃおう?」
神谷は掃除を再開した。
「う、うん…」
なんか気まずい……。