不良BOY
正体
「ちょっと優奈〜いつまで寝てんのよ!!」
ん?
優花の声?
私はゆっくりと目を開けた。
視界には私の肩を揺さ振る優花と………
優花の隣に立ってるのは、横山くん………??!!
「え??!!」
私はバッと起き上がった。
「あ!起きた!もう昼休みだよ?
優奈1時間目からずっと寝てたし!!
まあ隣の神谷くんも寝てたけどね(笑)
先生も起こそうとしたのに2人とも全然起きないしさ〜」
優花は大笑い。
「そ、そうなの??」
「うん。」
優花はちょっと呆れたように頷く。
「優奈ちゃん気持ち良さそうに寝てたな!何の夢見てたの?」
横山くんが私を見つめる。
私の顔は一瞬にして赤く染まる。
やっぱ横山くんといると私おかしくなる……。