不良BOY
告白×友情
あれから一週間が過ぎた。
私は毎日横山くんと優花と登下校するようになった。
神谷はあれから私に一切話し掛けてこなくなった。
授業も不良グループ皆でサボるようになっていた。
ま、神谷のことなんかどーでもいいけど。
「優奈ー春斗ー私今から職員室に提出物出しに行かなきゃいけないから待っといてー」
放課後、優花はそう言って教室を出ていった。
皆次々に教室を出ていき、ついに教室には私と横山くん2人っきり。
うわーーー。
緊張するーー
「優奈ちゃんさあ……」
「な…何…?横山くん?」
「俺のこと好き??」
「はい???」
自分の顔が赤くなっていくのが分かる。
なんでそんなこと聞くの???
「あれ?顔赤くなってる。可愛いな」
横山くんは笑みを浮かべる。
この笑顔に弱いんだよ私。
「赤くなんかなってないよ!!」
顔を手で覆うと横山くんが私の手を退けた。
「別に隠すことねえよ。可愛いから」
私は俯いて自分の顔を隠す。
「あのさあー…」