不良BOY



本当に本気なのかな。



「そっかあ。‘男友達’か…」



そう言ってシュンとなった横山くんを見ると私って最低だなって思った。



横山くんは本当か分かんないけど、「好き」って想いを伝えてくれたのに



私は



横山くんが「好き」ってこと


隠してるんだ……



そんなのよくないけど



優花との関係を壊したくないし



それに「好き」なんて恥ずかしくて言えない…



「横山くんごめんね…それよりさあ…」



私はわざと話を逸らそうとした。



「話し逸らすな。優奈ちゃん。本当は俺のこと好きだろ。」



「…へ??」



「俺と話すときいっつも顔赤いしさ。俺のこと好きだろ。違う??」



「え…えーと…その…」



ハッキリと言われて口籠もってしまった。



「一体俺のどーいうとこを好きになってくれたわけ?」



どーいうところって……



「爽やかな笑顔と優しいとこ…………って、あ!!」



何普通に答えてんの私!!


バカバカバカバカバカバカ!!!!!



あーあ。



ばれちゃった。



私が横山くんのこと好きなこと。



私本当バカだ。



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