不良BOY



「焦ってない!そ、それに可愛くない!!」



できるだけ思いっきり首を振ってみせた。



「照れなくていいってーもう優奈ちゃん大好きー★」


ギュッ



横山くんが私を優しく抱き締める。



横山くんといると



楽しくて



嬉しくて



ドキドキするけど



一緒にいて落ち着く。



私やっぱり横山くんが



「好き」なんだ…。



改めてそう感じた。



「わ、私も………好き……」


気付けばそんなことを口に出していた。



いつも素直になれずにいた自分が



素直になれた



ちょっぴり嬉しかった。



「知ってる。」



そして横山くんが私の唇にキスをした。



神谷に無理矢理されたキスがあるから



ファーストキスじゃないけど



ドキドキした。



好きな人だからかな…。



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