不良BOY
―翌日―
優花!!
優花が学校に来てる!!
教室に入って一番に目に入ってきたのは友達と楽しそうに笑っている優花の姿だった。
「優花!!!」
私は笑顔で優花の所に駆け寄った。
なのに優花は私の存在に気付いてないかのように友達と話を続けている。
「優花?ちょっと優花!!」
私は優花の肩を揺らした。
「触んないでくれる?」
「……え?」
優花に手を振り払われた。
「どうしたの優花……?」
私は少し不安になりながら尋ねた。
「あのさあー…気安く名前で呼ばないで。あんたなんか友達じゃない。」
優花の言葉が心に突き刺さる。
嘘………
嘘だよね優花……
「友達」じゃないなんて……
冗談だよね??
「優花……嘘はやめてよ(笑)」
「嘘つくわけないじゃん。ねえ皆?」
優花は周りにいる友達に頬笑む。
「当たり前じゃん!優花は嘘ついたりしないよ!!」
「春山さん最低ー。優花のこと疑うんだー。」
皆の声が私の胸に突き刺さる。