不良BOY



「お!!優奈ちゃん!!どこ行ってたの?!」



教室に戻ると、横山くんは購買から戻ってきていた。



「横山くん。実は私……」



言おう。



今言わなかったら



明日から学校なんか怖くて行けない。



「何?優奈ちゃん。」



横山くんは私の顔をじーっと見る。



「………」



「どうしたの優奈ちゃん。」


私は黙り込んでしまった。





「やっぱ何でもない……!」





結局言えなかった。





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