君の隣
あたしは、伶央とまた目があった。
伶央はあたしと目が合うとニコッと滅多に笑わないくせに笑った。
でも一瞬だったおかげで誰にも気付かれなくてすんだ。
無表情でもかっこいいんだもん。
あたしは、伶央が笑ったおかげで頬を染めずにはいられなかった。
笑うと一発でそこらへんの女の子落とせるよ・・・・
横から、ピンクのオーラがあふれていると思ってみてみたら。
律が頬を赤くそめキャッキャッ言っていた。キャッキャッ言った後には化粧直しもしていた。
あたしは、化粧してないから直さなくても全然いいんだけど・・・
はーちゃんと律はすごく真剣に化粧を直していた。
「あれ?んー・・・まなちゃん?は化粧してないの?」
はーちゃんの彼氏に言われた。
「え、あ、はい。難しそうだし。お肌荒れそうなんで。」
そういうと、はーちゃん彼氏はじぃっとあたしの顔を見つめてきた。
「あーまなちゃん、お肌きれいだね。化粧してない純粋な子の肌?だね!」
はーちゃん彼氏があたしにそういうと、はーちゃんは「あたしは純粋な肌じゃないんだね。純粋じゃなくて悪かったわね!」と拗ねてしまった。