恋愛感情
「たう~~~~~~~~~~~~~~~」
「おえ・・・。なんだよー。なんで泣いてんだよ!!」
「もう嫌だ―!!」
「なんだよ!んなこと知るか―!!」
「うぅー」

そして私は無意識に拓の腕にしがみついていた。
そして泣いていた。
さっきまで声を殺してたのに・・

「わぁー!!おいやめろって!!鼻水付けるなー!!!!」

10分後・・・・・

「ホントぉにごめんなさい。深く反省しております・・・」
拓はむすっとした顔で・・・
「もーいーよ・・・。」
「ほんとごめん!!」
そんな言いあいっこをしてた。

「塚。なんでお前早退したの?」
「え・・・。」
「お前おもいっきし元気そうだし・・・お前ズルして早退するやつでもねーし」
「・・・・・・」
「何かあったんだろ?」
「・・・別に何も」
「言ったほうがすっきりするぞ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「言えないから困ってんじゃーん・・・うゎーん!!」
「なんだよ!!なくなよ!!」

それから拓は私が泣きやむまでずっとそばにいてくれた。
そしてわざわざ家まで送ってくれた。

「ありがとぉ。拓。あんた以外に優しいね!!」
「以外って何だよ!!まぁ別にいいけど!!」
「まぁ泣いたから少しすっきりしたわ!!あんがとね!!」
「どいたし。もう俺いくわ。また明日学校でな。」

ドクンっっ・・・
学校・・・

「う・・・うん。じゃね・・・」
「おうよ!!」

私は拓を見送り家に入るなりまた1人で泣き始めた・・・。

「ごめんなさい・・・。涼・・・ごめんね・・・。あいたいよぉ・・・」

ずっとこれしか言わずに泣いていた。
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