恋愛感情
もしかしたら笑顔がひきつってたのかもしれない。
なんとなく・・・
お母さんが不思議そうに思っているような顔をしていたのが読み取れた。
そしとそれは拓にまでわかってしまうほどひきつっていたらしく・・・

「おまえ、学校行きたくねーの?」
「え!!!」

びっくりして持っていたスプーンを落としてしまった。

「な・・・なんで!?」
「やぁ。別に?おまえなんか昨日から変だし。」
「そ・・・そんなことないよ。」
「だってお前学校って出ると異常に反応するだろ!?」
「え・・・。だから違うって・・・」
「さっきだって、おふくろさんが学校って言ったときに叫んでたし・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「何かあったのか!?」
「ぁ!!」

言おうとした。
でも・・・
言えなかった。
言ったら真美に何をされるのか目に見えていたから。

絶対・・・
いじめがひどくなるに決まってる。
友達のふりはしてくれるかもしれないけど・・・
絶対・・・言えない。

「・・・・・・・・・・・・・・・」

それを見越したのか拓は・・・

「まぁ・・。いえね―事情があるならいいよ。」
「え?」

拓は無理に聞こうとはしなかった。
無理には聞こうとせず私が話したくなったらグチでも何でも聞く。
そう言ってくれた。

「ぁ・・・ぁりがとね?拓。」

私は恥ずかしかったけど・・・
勝手に口からこの言葉が出ていたような気がする。

「ぉぅょ!!まかせろっち!!」

拓はそうはっきりといった。
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