恋愛感情
「おっはよー!!!」

拓はいつもより機嫌のよさそうな声で、
皆に挨拶していた。

皆はびっくりしていた。
その理由は…
①いつもさぼってる拓が来たこと。
②いつもさぼってる私が来たこと。
③私と拓が手をつないでいること。

そして…
涼と眼があった。

私は思わず…
顔をそむけてしまった。
涼と眼があって恥ずかしかった。

でも…
もっと顔をそむけたくなるような事実を…
見たから…

涼の隣には…
真美がいた。

仲良さそうに…
べったりくっついていた。

こんな事じゃ…
涼の前に私が嫉妬しそう…。

私はじっと2人を観てた…。
拓も気づいてるみたい…。

「なな。大丈夫か?真美…怖いか?」
「え!!だ…大丈夫…」

拓は私が真美が怖くて…
じっと見てるのだと思ってた…。
始めた罪悪感に襲われた…。

でも…
やっぱり2人に目が行ってしまう…。
特に涼。

でも2人が仲良さそうに話して…
べったりしてるのを観ると…

具合が悪くなってきた…。

キーんコーンか―んコーン…
でもチャイムが鳴ったので…
ほっといたまま席に座った。

私は涼の隣だった。
そして涼の後ろには真美がいた。
仲良く話してる。

見せつけるかのように。
内容が聞こえる。
嫌だ…。
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