恋愛感情

「今日どこいく?」
「今日クレープ食べたい☆★」

嫌でも聞こえてくる。
デートの予定…
嫌ぁ…

すると…
涼が話しかけてきた。

「久しぶり…だね…。」
「ぅん…。」
「彼氏できたんだ。」
「うん。」
「オメデトウ。」
「あ…りがと。」

涼におめでとうと言われたことが…
切なくて…
胸にズキンッと来た…

話していると真美がギロッと睨んできた…。
真美を観てると具合が悪くなってくる。

きっと私の核は…
真美だ。

だめだ…。
めまいがする。
どうしよう…。
保健室行こうかな?
でも…
今から行くと…
せっかくとなりなのに…
全然話ができない…

ぐらぁ…

いきなり私の視界が揺れた。

ホントに限界かもしれない…
でも…
このままほっとくと…
真美に奪われそうで怖い…
我慢しなきゃ…

「ななちゃん!!大丈夫?」

いきなり涼がしゃべりかけてきた。
斜め後ろをそっと見た。
真美は…
気づいてないみたい。

先生に気付かれないように…
耳にイヤホン付けて電話してる。