不良ちっくLover
無防備なキミ
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うわぁ~
こんな事初めてだ。
放課後、先生から頼まれた資料作りを終えてクラスに戻ると、もうみんなはいなくて…
リュウ君だけが自分の机で、組んだ腕を枕にして頭を横向に乗せて、スヤスヤと寝ていたんだ。
その姿を見た時、何でか分からないけど、すごく近寄りたくなって、吸い寄せられるように近付いてしまった。
目の前で眠るリュウ君は、普段の鋭い眼力も怖さも全く無くて、あどけなさが残る寝顔だった。
つい、私も机の高さまでしゃがみ込んでしまって。
彼の寝顔を間近で見詰めてしまい…。
ふふ。かわいくて。キレイな寝顔…だな。
あれから、何分見ていたんだろう。
校舎の窓に西日が照らされる頃、目の前のリュウ君の目がいきなり開いた。