好きって言って?





「それじゃ、名列順に並んで体育館に移動します。」






みんなぞろぞろと歩き出し、体育館へと向かう。



あたしと柚もそのなかに入り、歩き出す。











「じゃあ並んでね~。」



当たり前だけど周りは知らない人でいっぱいだ。








これから始まる高校生活は楽しみだけど
少し不安でもある。










――一瞬周りがシンとしたかと思うと校長先生らしき
ひげの生えた50台くらいの男性が出てきた。





「え~まずみなさん。ご入学おめでとうございます。」








その言葉に「ああ、自分はもう高校生なんだ」と
改めて実感させられた。


























――――――そんなこんなであたしの高校生活は幕を開けた。







< 2 / 8 >

この作品をシェア

pagetop