好きって言って?
「いや~それにしても校長の話
長かったね~!」
柚が苦笑いしながらあたしに話しかける。
「だよねっ」
教室に戻ると何枚か書類を渡されて
この日は解散となった。
帰る準備をしていたら頭を誰かに軽く叩かれた。
「った…。え、うそ?隼斗!?」
「おう。同じクラスだったんだなー。
ま、一年間よろしくな!」
そこには茶髪の髪の長身の男がいた。
小中高と同じ南 隼斗がいた。
いわゆる〝幼馴染〝ってやつ。
「気づかなかった…」
「みーあ!美亜って家どっち~?っあ。ごめん。
話し中だった?」
柚だ。
「んーん。大丈夫!あ、紹介するね。
こっちは南隼斗。で、こっちは川野柚。」
「「よろしく」」
と二人とも挨拶した。
「隼斗~楽しそうじゃん!俺も入れて~」
やってきたのは一見ちゃらそうな人。
金に近い茶髪に耳にはピアス。
「おー。修平。」
どうやら修平君というらしい。