好きって言って?
帰り道、隼斗と一緒に帰った。
家の方向一緒だからね。
「お前さ~何センチ?縮んでね?」
「四捨五入したら155。むしろ伸びたからね!」
「ちっちゃ!」
ポン…とあたしの頭に手を乗っける。
…やめてよ。
もう分かってると思うけど…隼斗がすきなの。
彼女ができる前からずっと…。
なのにいつの間にか彼女ができてた。
ねえ…〝優衣ちゃん〝がいるのにあたしと
帰っていいの?
あたしの頭をポンってしていいの?
期待しちゃうからやめて。
そう思ってるはずなのに頬が緩んでしまう。
「もーやめてよっ!」
言葉とは裏腹に心臓は飛び出そうなくらいドキドキ。