BABY×DOLL
正己はカメラを構えながら、ゆっくりと入れていく様子を

記録装置に刻みこんでいった。

私も…いつもよりも彼の感触を感じながら入ってくるのを楽しんだ。

「撮しちゃった…入ってるトコ…」

「見えてる…?正己のが入ってる所…」

「うん…スゴい。興奮する…琉嘉…気持ちいい?」

「うん…っ…!」

気持ちが高揚するのと共に、正己はその動きを増していった。

──右手にはカメラ。

誰かに見られてるみたいで興奮しちゃうよ。

体制を何度も変えて、色んな角度から私を求める。

たまにカメラの位置を変えたり、机に置いて二人が繋がってる様を固定アングルで撮る。

当然、興奮するし気持ちいいけど

──ねぇ
カメラじゃなくて、私の身体に集中してよ…


心のどこかでは、そう思いながら…私達は最後までイった。





あまりの快楽に
私達は動けずにいた。
その余韻にしばらく酔いしれる…。

少しして正己は起き上がりカメラをチェックしていた。

「撮れてる?」

「うん、何かいいよ。キレイに撮れてるし…これ見るだけでもヌけるんじゃないかな」

「…良かったわね」

「ありがとう琉嘉。やっぱ、お前の身体は誰よりもいいな」
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