BABY×DOLL
正己が私達の愛の無い行為を納めたビデオを売ると言ってから
しばらくして会う度にお金をよこすようになった。
と、言っても正己の財布からおもむろに取り出して渡されるお金は小遣いのようだった。
まるで私の身体を金で買っているようだわ…
──それでも構わないと思った。
ビジネスの関係ってのもアリよね?
普通に働いて、金に困ってる訳ではなかったけれど、こうしてお金を支払われると自分の身体が商品のように思えてくる。
だけど、ちょっと正己には悪いかも?って思っていた。
こうしてビデオに撮られる事に抵抗もなくなってきていたし、その方が興奮するから
半分は自分の意思でビデオ撮影してるんだもん。
──なんて、正己には言わないけどね。
何度も何度も撮影を繰り返すうちに、正己はさらに驚くような要求をしてきた。
いつものように診察室で待ち合わせする。正己がカメラを準備しながら言った。
「琉嘉…もう一人、連れてきてもいいか?」
「…は?」
言ってる意味がわからなかった。
「だから…つまり三人でしたいんだけど」
「な、何言ってんの?」
さすがに…それはどうなの?
そんなの考えた事もないわ…
しばらくして会う度にお金をよこすようになった。
と、言っても正己の財布からおもむろに取り出して渡されるお金は小遣いのようだった。
まるで私の身体を金で買っているようだわ…
──それでも構わないと思った。
ビジネスの関係ってのもアリよね?
普通に働いて、金に困ってる訳ではなかったけれど、こうしてお金を支払われると自分の身体が商品のように思えてくる。
だけど、ちょっと正己には悪いかも?って思っていた。
こうしてビデオに撮られる事に抵抗もなくなってきていたし、その方が興奮するから
半分は自分の意思でビデオ撮影してるんだもん。
──なんて、正己には言わないけどね。
何度も何度も撮影を繰り返すうちに、正己はさらに驚くような要求をしてきた。
いつものように診察室で待ち合わせする。正己がカメラを準備しながら言った。
「琉嘉…もう一人、連れてきてもいいか?」
「…は?」
言ってる意味がわからなかった。
「だから…つまり三人でしたいんだけど」
「な、何言ってんの?」
さすがに…それはどうなの?
そんなの考えた事もないわ…