BABY×DOLL
〈話しを…〉
そう言われてドキッっとした。
やっぱり…赤ちゃん連れてた事かな?
おかしいって思うよね?!彼にはあたしの正体がバレてるし
しかもあのニュース…
落とした手帳の中には虎之介との事が書いてあった。
それを読んでいれば…ううん、絶対読んでるよね?
脅迫とかされるのかも。琉嘉には言えない…
だけど琉嘉が休みの日に、龍之介を預けて行かなきゃならないし。
今すぐにでも取りに行きたいのを我慢して、あたしは彼と約束を交わした。
「悪いけど…明日すぐには無理なの。木曜日でもいい?」
『明明後日か。いいよ、大丈夫。じゃあ待ってるよ』
まるでデートの約束みたいに、彼は軽い感じで電話を切った。
…あたしが芸能人だって分かってんのかな?
まるで普通だったわ…
そんな事よりも!マジどうしよう!
手帳…手帳なんか買うんじゃなかった!
あんな虎との思い出を記した手帳を何で持ち歩いてたの?
早く…捨てれば良かったのに
彼との出会いから全てが後悔の連続。
何もかも間違っていたと思うし
もう、涙も出ない。
「ぁあーん!ふぁあーん!」
龍之介がまた泣き出した。
あたしは…近寄る事が出来なかった。
そう言われてドキッっとした。
やっぱり…赤ちゃん連れてた事かな?
おかしいって思うよね?!彼にはあたしの正体がバレてるし
しかもあのニュース…
落とした手帳の中には虎之介との事が書いてあった。
それを読んでいれば…ううん、絶対読んでるよね?
脅迫とかされるのかも。琉嘉には言えない…
だけど琉嘉が休みの日に、龍之介を預けて行かなきゃならないし。
今すぐにでも取りに行きたいのを我慢して、あたしは彼と約束を交わした。
「悪いけど…明日すぐには無理なの。木曜日でもいい?」
『明明後日か。いいよ、大丈夫。じゃあ待ってるよ』
まるでデートの約束みたいに、彼は軽い感じで電話を切った。
…あたしが芸能人だって分かってんのかな?
まるで普通だったわ…
そんな事よりも!マジどうしよう!
手帳…手帳なんか買うんじゃなかった!
あんな虎との思い出を記した手帳を何で持ち歩いてたの?
早く…捨てれば良かったのに
彼との出会いから全てが後悔の連続。
何もかも間違っていたと思うし
もう、涙も出ない。
「ぁあーん!ふぁあーん!」
龍之介がまた泣き出した。
あたしは…近寄る事が出来なかった。