BABY×DOLL
恥ずかしくなったんだけど…ちょっと嬉しかった。
別に
好きってワケではないよ。
恋愛対象としてではないけどって考えると、確かに好きだと思うよ?
安心するし、頼れるし。虎之介と全然違うタイプだと思うし…
だから恋じゃない。
彼だってそう思ってるはずだよ。
鷺沼さんは…笑顔の裏に悲しみを抱えた人だと思うの。
普段は見せないけれど、繊細な人。
たまに、こうやって人の反応を見たりするけどね。
でも一緒に居ると楽しい人だったし…彼もそれ以上は何にも言わないから、どう思ってるのかわからないけれど
そんな関係が心地よかった。
その後も、二人で夜通し話し続けた。
ほとんど龍之介の事。
説得もされてた。
だけど、自分の考えもちゃんと言ったし、鷺沼さんも聞いてくれた。
琉嘉みたいに頭ごなしに怒るんじゃないから、じっくり考えながら答えられたし
そうする事で、自分の考えもまとまっていった。
今までの混乱や矛盾が少なくなっていく。
嫌だと思いながらも、龍之介を手放さなきゃならないと納得できたし。
───もうすぐ終わり…
あたしは龍之介の小さな手を握りながら、いつの間にか眠りについた…。
別に
好きってワケではないよ。
恋愛対象としてではないけどって考えると、確かに好きだと思うよ?
安心するし、頼れるし。虎之介と全然違うタイプだと思うし…
だから恋じゃない。
彼だってそう思ってるはずだよ。
鷺沼さんは…笑顔の裏に悲しみを抱えた人だと思うの。
普段は見せないけれど、繊細な人。
たまに、こうやって人の反応を見たりするけどね。
でも一緒に居ると楽しい人だったし…彼もそれ以上は何にも言わないから、どう思ってるのかわからないけれど
そんな関係が心地よかった。
その後も、二人で夜通し話し続けた。
ほとんど龍之介の事。
説得もされてた。
だけど、自分の考えもちゃんと言ったし、鷺沼さんも聞いてくれた。
琉嘉みたいに頭ごなしに怒るんじゃないから、じっくり考えながら答えられたし
そうする事で、自分の考えもまとまっていった。
今までの混乱や矛盾が少なくなっていく。
嫌だと思いながらも、龍之介を手放さなきゃならないと納得できたし。
───もうすぐ終わり…
あたしは龍之介の小さな手を握りながら、いつの間にか眠りについた…。