BABY×DOLL
「セリカ?!ちょっと、どうしたの!?」
遠藤さんが慌てて駆け寄る。
楽屋で良かった…
他には誰もいなかったから。
あたしは誤魔化そうとして言った。
「大丈夫…ちょっと風邪気味みたい」
ご飯は、あまり食べてなかったから吐いた物も少なかったのに
そう言ったのが逆効果だったのか遠藤さんが言った言葉に驚いた。
「病院行きましょ!」
「ホント平気!病院行くほどじゃないよ!」
バレるのが怖くて必死に抵抗した。
「ダメよ!今インフルエンザが流行ってるんだから!早いうちに診てもらった方が仕事休まずに済むでしょ?」
そう言われては強く拒否できない…
もう彼女にバレるまでのカウントダウンが始まっていた。
病院に着いて…やっぱり医師に妊娠を疑われた。その他、一通り検査と診察を終えて
あたしは空いてる病室のベッドで休ませてもらっていた。
今頃…
遠藤さんが診察結果を聞いてるはずだ。
そして驚いて───あたしの部屋にスゴい剣幕で入ってきそう。
誰も居ない部屋で良かった。
もう遠藤さんには話すしかない…
もうウソもつけないし誤魔化せないよ
緊張しながら
彼女が来るのを待っていた。
遠藤さんが慌てて駆け寄る。
楽屋で良かった…
他には誰もいなかったから。
あたしは誤魔化そうとして言った。
「大丈夫…ちょっと風邪気味みたい」
ご飯は、あまり食べてなかったから吐いた物も少なかったのに
そう言ったのが逆効果だったのか遠藤さんが言った言葉に驚いた。
「病院行きましょ!」
「ホント平気!病院行くほどじゃないよ!」
バレるのが怖くて必死に抵抗した。
「ダメよ!今インフルエンザが流行ってるんだから!早いうちに診てもらった方が仕事休まずに済むでしょ?」
そう言われては強く拒否できない…
もう彼女にバレるまでのカウントダウンが始まっていた。
病院に着いて…やっぱり医師に妊娠を疑われた。その他、一通り検査と診察を終えて
あたしは空いてる病室のベッドで休ませてもらっていた。
今頃…
遠藤さんが診察結果を聞いてるはずだ。
そして驚いて───あたしの部屋にスゴい剣幕で入ってきそう。
誰も居ない部屋で良かった。
もう遠藤さんには話すしかない…
もうウソもつけないし誤魔化せないよ
緊張しながら
彼女が来るのを待っていた。