さよならの向こう側
*Ⅳ*

「はぁ…」

昨日、結局春樹に相談しても答えは出なかった。

否、答えは一つしかないのだろう。

私にそれを受け入れる気がないだけ…

「あっ…」

俯いてる顔を上げれば大悟の心配そうな顔。

「どうしたんだ?」

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