さよならの向こう側

ほんとは嬉しくて、「私もだよ」って…言いそうになった。

「…俺らしいってなんだよ」

大悟の真剣な顔。

「わからねーんだ。お前と別れてから…俺が何したいのか、どう思ってるのか…何もわかんねーんだよ!」

どこか悔しそうな大悟の横顔に、一筋の雫が落ちた。

私は…気付いたら大悟を抱きしめてて、大悟の肩は震えてた。

冷たい風と、暖かい夕日だけが私達を見てた―
< 30 / 30 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

“大好きなんだよ…”
魅那/著

総文字数/1,368

詩・短歌・俳句・川柳8ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop