さよならの向こう側
そう笑うと、
「浅見。」
と先生に呼ばれてテストをとりに行く。
テストを見ると、人の事を言ってられないような無残な結果。
先生は、ため息しかつかなかった。
「…やばいな…これは。」
「どうやばい?」
その声に振り返ると後ろから現れた巨人が私のテストを見て必死で笑いをこらえてる。
「なっ!勝手にみるなー!」
顔が熱くなるのが分かる。
「わりぃわりぃ。流石大悟の彼女って感じの成績だな。」
お腹を押さえながら笑うこいつは、乾 春樹。
頭よし、容姿よし、性格悪し!
腐れ縁の幼馴染…
「ふん、どうせ私は馬鹿ですよー。」