あたしに惚れた先生!?
ガラガラ―――

教室のドアが開いた。

「このクラスの担任になった、中武風です。よろしく」





★風VER.★
今日は超面倒くさい入学式。

そんな入学式もやっと終わって教室の前で立ち尽くす。

俺の担任するクラスは1の3。

問題児がいなければいいが…いそうな気がする。

ガラガラ―――

教室のドアを開ける。

教卓の前に立った俺は一言。

「このクラスの担任になった、中武風です。よろしく」

一部の女子はかっこいいたらタイプだのなんだの。

俺はお前らなんか興味ねぇし。

ガコン―――

「あ…すみません…」

一人の女子生徒が椅子を倒した。

あいつ…

可愛い…

自分の顔が熱くなるのが分かった。

「あ、ああ。座って?」

「はい…」

あいつも顔が赤い。

それがまた可愛さを増す。

「出席を取るぞー。でっけー声で返事しろ!!」

「「はーい」」

このクラスは問題児はいなさそう。

それどころか可愛い奴が一人いるし。

ん?!

なんだこの名前??

桃園瑠羅??

画数多いなぁ…

「先生、早く読めよ」

見た目爽やか少年…確か中岡修司が言った。

あいつ生意気だな!!

すぐ読んでやるっ!!

…。
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