青蝶夢 *Ⅰ*
それなら、何にもしないで
ただ、泣いているだけで
先生が頭を撫でてくれる
あの子になりたい。

そして、私は頑張る事をやめた

そのうち、先生を好きな気持ち
も消えてなくなった。

もちろん、あの子になる事も
やめた。

だって、あの子
少しも可愛くないんだもの。

背が高くても

私は、誰にも負けないぐらい
可愛いかった。

自分の事が大好きだった私

あの日まで・・・
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