青蝶夢 *Ⅰ*
私は、受け取った荷物を
隣の開いている座席に
置いた。
赤く染まった唇・・・
ドキッとする程
貴方に似合っている。
美しい、男性(ヒト)
赤い唇・・・
あの女性(ヒト)の
赤い口紅
動揺する、私の胸。
「また、違う女か?
ついてる」
伊吹さんの言葉を受けて
芳野さんは
唇を手の甲で
拭った。
隣の開いている座席に
置いた。
赤く染まった唇・・・
ドキッとする程
貴方に似合っている。
美しい、男性(ヒト)
赤い唇・・・
あの女性(ヒト)の
赤い口紅
動揺する、私の胸。
「また、違う女か?
ついてる」
伊吹さんの言葉を受けて
芳野さんは
唇を手の甲で
拭った。