青蝶夢 *Ⅰ*
「お前が、この家から
居なくなると
ヒイロが悲しむ
だから
さっきの言葉は忘れろ
ここに居ろ
最後に
俺の部屋が嫌なら
リビングで寝ろ」
そう言って、笑ってみせる
伊吹さんに、芳野さんは言う。
「リビング
上等じゃん」
伊吹さんの部屋のドアが
静かに閉まる。
貴方は、切れた口元に
指先で触れる。
私も、そっと指先で
触れてみた。
「ヨシノさん
まだ、痛みますか?
冷やした方が・・・」
「いい
・・・・・・
ヨシノで、いい」
居なくなると
ヒイロが悲しむ
だから
さっきの言葉は忘れろ
ここに居ろ
最後に
俺の部屋が嫌なら
リビングで寝ろ」
そう言って、笑ってみせる
伊吹さんに、芳野さんは言う。
「リビング
上等じゃん」
伊吹さんの部屋のドアが
静かに閉まる。
貴方は、切れた口元に
指先で触れる。
私も、そっと指先で
触れてみた。
「ヨシノさん
まだ、痛みますか?
冷やした方が・・・」
「いい
・・・・・・
ヨシノで、いい」