青蝶夢 *Ⅰ*
彼の、程よく筋肉の付いた
締まった体に、きつく
抱きしめられていると
どこまでが、わたしで
どこからが、あなたなのか
分からなくなり
華奢な彼女の体は
今にも砕けてしまいそう。
彼はふと、力を緩め
今度は、優しく
優しく、彼女を抱く
そして、彼女は砂糖菓子
のように甘く融けていく・・・
揺れる茅野から
甘い声がもれる
伊吹の中で、その喘ぎ声が
昨夜、聞こえてきた声と
重なる・・・
茅野の甘く、高い声が
秘色の掠れた声に変わる。
茅野の唇に指先を入れる伊吹。
彼女は彼の、その指を噛み
声を殺す。
締まった体に、きつく
抱きしめられていると
どこまでが、わたしで
どこからが、あなたなのか
分からなくなり
華奢な彼女の体は
今にも砕けてしまいそう。
彼はふと、力を緩め
今度は、優しく
優しく、彼女を抱く
そして、彼女は砂糖菓子
のように甘く融けていく・・・
揺れる茅野から
甘い声がもれる
伊吹の中で、その喘ぎ声が
昨夜、聞こえてきた声と
重なる・・・
茅野の甘く、高い声が
秘色の掠れた声に変わる。
茅野の唇に指先を入れる伊吹。
彼女は彼の、その指を噛み
声を殺す。