青蝶夢 *Ⅰ*

私を見つけて、手招く
芳野と、茅野さん・・・

「いらっしゃいませ
　お煙草は、お吸いに
　なられますね
　
　こちらへどうぞ」

「カワイイ、制服だね
　ヒイロちゃん似合ってる」

「ありがとうございます」

何も言わずに、芳野の瞳が

私を見つめる・・・

私は、持っていたメニューで
スカートを隠した。

「ご注文が
　お決まりになられました頃
　伺わせて頂きます」

その場を離れようとした
私の手を掴む芳野。

貴方は言う。

「お前
　スカート、短すぎ」

やっぱり、そう、きましたか？