青蝶夢 *Ⅰ*
アイツのお金で、学校へ通わせ
てもらっていると思うだけで
気分が悪くなる。
「ヒイロ、お願い
高校だけは
ちゃんと卒業してね
天国のお父さんも、きっと
そう願っているわ
それから、義父さんへの
ありがとうの気持ちを
絶対に忘れちゃ駄目よ」
うるさい・・・
学校へ通える
・・・その代償は、私。
私は、飛鳥のコートの裾を
握り締めて、その場に
立ち止まった。
「どうした?」
「どうもしないよ
やっぱり帰るのやめる
もう少し
アスカと一緒にいる」
「いいのか、親父さん?」
私は、頷いた。
てもらっていると思うだけで
気分が悪くなる。
「ヒイロ、お願い
高校だけは
ちゃんと卒業してね
天国のお父さんも、きっと
そう願っているわ
それから、義父さんへの
ありがとうの気持ちを
絶対に忘れちゃ駄目よ」
うるさい・・・
学校へ通える
・・・その代償は、私。
私は、飛鳥のコートの裾を
握り締めて、その場に
立ち止まった。
「どうした?」
「どうもしないよ
やっぱり帰るのやめる
もう少し
アスカと一緒にいる」
「いいのか、親父さん?」
私は、頷いた。